サウスピークには、オリジナル校、プレミアム校という校舎もありますが、私はEOP(English Only Policy)校という名前の通り学校内では英語しか使えない校舎に留学しました。
私が関わったEOP校の生徒、先生についてまとめてみました。
サウスピーク(EOP校)の生徒
留学目的
時期によって生徒数は変動がありましたが、大体30人~50人程度で、50人の生徒がいた時には食堂の席がほぼ埋まっていたので50人程度が生徒数の上限だと思います。
ゴールデンウィークには、1週間のみの短期で留学する生徒も多かったです。
年齢でいえば、8割程度の生徒が20代で、自分は30代前半でしたが自分より年上の生徒は数えられる程度でした。
生徒の留学目的でいうと
・大学を休学して就活の為の生徒:4割
・ワーキングホリデー前の英語学習の生徒:3割
・転職や職場での英語スキル向上の為の生徒:3割
のような比率でした。
(ざっくりした感覚です!)
勉強への取り組み
自分が留学した期間は、大学生達が真剣に集中して頑張っていたのが非常に印象的でした。
一般的にイメージしている大学生達とは異なっており、朝から夜まで英語に真剣に取り組み、テキストの音読でも大きな声での練習を繰り返し、その熱意には驚かされました。
実際、頑張っている彼らは目標(TOEICの点数)をどんどん達成していき、努力している様子とそれが実現するのを目のあたりにし、言葉では表せない感慨深いものがありました。
また、ある時の雑談で若い男女が同じ校舎で学んでいて恋愛は無いの?と聞いたら、「彼らの恋人はTOEICテキスト。休憩、食事中でも会話はTOEICの点数をどう上げるか、どう勉強するかだから」と言っていました。
確かに(笑)。納得のシチュエーションでした。
それくらい、本気で英語の勉強していました。
卒業式後の飲み会もあまり参加率は高くなく(時期によって変わりましたが)、皆、本当に勉強していました。
他生徒とのコミュニケーション
英語しか使えない環境なので、日本語の敬語を気にする必要がなく、年齢、職業に関係なく誰とでも対等に喋れる環境でした。
基本、食堂では誰かと相席して食べることになり、他生徒の話が聞けて多様なバックグラウンドを持った人の話は興味深く面白かったです。
お互い英語なので、日本語で話すほど質問したり理解することはできないもどかしさはありましたが。
英語レベル
EOP校の生徒達のレベルは6~9です。
(TOEICの点数の100の位がレベルになる)
レベル6,7の生徒が多く、8,9は少なかったです。
ただ、生徒の中にはTOEICの点数向上を目的としていない人も多くいる(TOEICをサウスピーク留学前に初めて受けた。留学中にはTOEICを受けない)ので、このレベルが低いからといって英語力が低いわけではないです。
語彙などはおいておいて、スピーキングならTOEIC800,900点台レベルと同等、それ以上と思われる人もレベル6,7に沢山いました。
卒業近くになると、自分はレベル8でしたが、
レベル6の生徒達との日常会話で、遅れをとって悔しい思いをするという典型的な「TOEIC高いが英語しゃべれない」パターンでした…
サウスピーク(EOP校)の先生
現在のサウスピークの先生は、全員フィリピン人の先生です。
先生のレベル
ネットのうわさ通り、サウスピークには優秀な先生が揃っていました。
今までいくつかのオンライン英会話を受けてきたが、その中でもトップクラスもしくはそれ以上のレベルの先生が揃っていると感じました。
このレベルの先生なら、卒業してから個人契約してでも学び続けたかったです。
(もちろんダメですけど。)
多くの先生が20代だったが、あまり年下から習っているいう感覚はありませんでした。むしろ、モチベーションを保つように励ましてくれたり自分よりはるかに大人でした。
教え方
同じ科目を異なる先生で受けていると(1週間単位で講師は変わる)先生により授業の進め方、教え方、厳しさが異なる事に気づいてきます。
特に発音の授業は、1日2コマを異なる先生から受けていた為、教え方が先生により異なり最初はとまどったが、色んな発音の仕方を教わる中で自分に適した発音方法が見つけれるのは良かったです。
また、自分は発音がとても苦手だったのですが、教わるのはEOP校の先生よりオリジナル校の先生の方が自分には合っていると感じました。
(たまにヘルプでオリジナル校の先生がEOP校にくる)
おそらく、オリジナル校の生徒は発音レベルが高くなく、発音が苦手な生徒への教え方に慣れているからだと思いました。
どうしても発音できない音があるとき、日本のカタカナを使って近い発音の仕方を教えてくれたのはオリジナルの先生達であり、これが非常に助かりました。
発音
フィリピンの先生はフィリピン語訛りだという話もありましたが、自分の英語レベルではフィリピン訛りなのかも分かりませんでしたので気になりませんでした。
少なくともシンガポールの街中で聞く英語よりは、キレイな英語と感じました!
サウスピークでは、アメリカンアクセントを使っています。
ブリティッシュアクセントで発音すると、「それでも正しいけど、アメリカンアクセントでは~」と直してもらえます。
その他
先生に質問すると色々教えてくれますが、多くの先生が自分の兄弟たちのために働いているとのことで感銘を受けました。
ある先生は、非常に熱心に教えてくれて人間的にもできている思っていました。
授業の話のトピックから、個人的な深刻な話になったが、熱心に聞いてくれ的確なアドバイスしてくれました。
他にも、休みの日も英語教える勉強している。生徒を教えたいから他への転職の誘いも断っている。
などと言っており大人だなと思ってたら、年齢を聞いてビックリしました。20歳でした…
どうしたら、こんな20歳になれるんでしょうか…
また、授業の開始時などに少し世間話していると、日本では考えられないようなプライバシーに突っ込んだ質問されたりします。
自分は全く気にしないですが、気にする生徒は気にするかもしれません…
逆に、こちらからも何でも気にせず質問できて、フィリピンの事を知ることができました。
例えば、政治的には日本のニュースだとドゥテルテ大統領の強硬的すぎる政策について賛否ありますが、先生たちは圧倒的に支持していました。やはり、大統領が変わってセブの街も変わってきたと。