第一希望の部屋が決まったので次は契約交渉です。
シンガポールでの不動産契約の流れや、契約内容は日本とは異なる点が多々あります。
インターネットで検索して勉強しました。
このあたりのWebサイトが分かりやすく、大変参考になりました!
契約交渉
第一希望とした部屋は、希望した条件にほぼ合ってました。
ただ、大きな問題点は家具付きでは無いという点。
洗濯機や冷蔵庫など一部の家電は備え付きでしたが、それ以外の家具は購入が必要でした。
エージェントがオーナーに確認するに、家賃を値上げすればその分で好きな家具を買えるとのこと。
日本だったら家具の購入も問題ありませんが、海外で家具を買うのは想像するだけで大変そうです。
日本ならニトリ、楽天など家具を安く買える場所も価格感も把握しているので困らないのですが、シンガポールで家具を購入するにはいろいろ手間がかかりそうな雰囲気。。
LOI(Letter of Intent)とTA(Tenancy Agreement)の交渉
そして、まずドラフト版のLOIとTAをメールでもらいました。
慣れない英語な上、契約書だと専門用語?を理解するのが難しい。
Google翻訳の力をかりながら解読です。
まず、納得できなかったのが家具の購入予算です。「毎月の家賃を〇〇〇SGD上げるから購入予算は△△△SGD」とのこと。
え?2年契約なんだから、家賃増加分 ○○○SGD × 24ヶ月 が予算じゃないの?
と、当然思いました。
エージェントに聞くと、「最低14ヶ月で契約解除されるから、オーナーは14ヶ月分しか予算認めない」とのこと。
♯転勤などの理由であれば、14ヶ月目以降解約可能な契約になっています。
14ヶ月分としても計算合ってない。。。
じゃあ、契約満期の2年(24ヶ月)住んだら、10ヶ月分の家賃増加額はオーナーの丸儲けじゃん!!
そんな不利な契約あるのかな?
その考えなら、15ヶ月目からは家具代分の〇〇〇SGDを家賃から値下げしてもらわなければおかしい!
と、思うんですがエージェントはこれがシンガポールの普通だといいます。
うーん。これが普通か分からないし、相談できる人いないし。。
困った。
会社は家賃の一部しか補助してくれないので、家賃は直で家計に響きます。簡単に引き下がれないのですが、エージェントと話していても同じことを言うばかりで進みません。
結局、粘っても進まず他の人に取られてしまう恐れもあったので妥協しました。
他に日本の賃貸契約と大きく異なった点は、
・エアコンの掃除代
シンガポールでは、数か月に1回のエアコン掃除が必要と事前に情報を入手していました。これはオーナー側負担と明記されているので問題なし。
・退去時の清掃
部屋の掃除とカーテンをクリーニングしてオーナーに領収書を提示するとのこと。これは他のブログなどを見さしてもらって標準のようなので受け入れ。
・修繕費の負担
日本であれば部屋の修繕が必要になった場合は、オーナー側の負担だと思いますが、シンガポールでは一定の金額までは借主が支払い、それを超えるとオーナー負担のようです。
ちなみに上限額は150-200SGDが多いとの情報がWeb上にありましたので、私の契約では150だったので、これで受け入れることに。
最初の1カ月はすべてオーナー負担とのことなので、この期間に不具合を出し尽くさなければ。
他の項目は、前任者たちと同じ内容だということで受け入れました。
ちなみに、契約交渉している期間中も「他の人が部屋の内見にきている。急がないと取られてしまう」と、日本でもありきたりな催促はありました(笑
この契約交渉を通して、やはり日本人がいる不動産屋にすれば良かったかなと後悔もしました。
契約書の内容についての質問をエージェントに電話で確認していましたが、片言の日本語で教えてはくれるのですが、ちょっと意思疎通がうまくできない点もあり。。
日本語で、日本との違いなどを教えてもらいながら契約書を確認すれば、効率良くチェックできたと思います。