チャンギ国際空港のターミナル4を初めて利用。行き方や他のターミナルとの違いについてまとめてみました。

この度、2017年10月にオープンしたばかりのチャンギ国際空港のターミナル4を利用してシンガポールから渡航しました。

ターミナル4は他のターミナル(1,2,3)と異なる点がいくつかありましたのでまとめました。

ターミナル4とは

2017年10月31日にオープンしたチャンギ国際空港の新しいターミナルです。

それまではチャンギ国際空港には、ターミナル1から3までありましたがついに4つ目のターミナルがオープンしました。

公式サイトによると、ターミナル4のサイズは225,000m2となりサッカーコート23個分の広さがあるようです。

この広さでもターミナル3の半分しかないとのことですが、キャパシティは2/3程度になるとのことなので、効率化されているんですね。

ターミナル4を利用する航空会社は、
 ・Cathay Pacific
 ・Korean Air
 ・Vietnam Airlines
 ・AirAsia
 ・Cebu Pacific Air
 ・Spring Airlines
です。

日本↔シンガポール間に直行便のある、JAL,ANA, シンガポール航空, デルタ航空は利用しませんので、日本人が利用する機会は多くはなさそうです。

市内からターミナル4へ移動

市内からグリーンのEast West 線のMRT(電車)でチャンギ・エアポート駅まで行くと、駅のホームには既にターミナル4への看板がちゃんと付け替えられています
他の東南アジアの国とは異なるシンガポールクオリティ!
  

↓の地図にあるようにターミナル4は他のターミナルとつながっていないので、ターミナル4へMRT(電車)で行く場合はターミナル2から空港内バスで移動する必要があります

空港内にはいたる所にターミナル4への行き先表示の看板が出ているので迷うことはありません。

ターミナル2のバス乗り場に着くとちょうどバスが来ていたので乗り込みます。もちろんバスは無料です

バスに5分ほど乗っていると、ターミナル4の出発フロアの入り口に到着です。

ターミナル4に入ってみると、完成したばかりの建物でキレイ

そして、なんかすっきりしている。
有人チェックインカウンターが少なく、自動チェックイン機が多く並んでいるので天井が広く感じます。

自動チェックイン機が並んでいるのは、未来的な感じですね。

自動荷物預入マシーンも。
使ってみたかったのですが、今回の旅はLCCなので預入荷物は持ってきていませんでした。

そして出国審査前のエリアには、2階に食事をとれる場所もあります。
キレイなフードコートや、

独立したお店も何店かあります。

飛行機搭乗までの流れ

出国審査

出国審査の場所は写真に撮れませんので文字だけの説明になりますが、他のターミナル同様に自動出国ゲートも設置してあります。

出国審査を抜けると、そのまま手荷物検査をすることになります。

この流れは他のターミナル1,2,3と異なっています

ターミナル1,2,3の場合
出国審査 → 制限エリア → 搭乗ゲート → 手荷物検査 → 搭乗待合室 → 搭乗
新しいターミナル4は
出国審査 → 手荷物検査 → 制限エリア → 搭乗ゲート → 搭乗

簡単に言えば、ターミナル4で飛行機に搭乗するまでの手続きの流れは、成田、羽田など一般的な空港と同じ形式になっています。
(ターミナル1,2,3は、一般的な空港と異なる手続きの順番になっています)

個人的には、飲み物を制限エリアまで持ち込めるターミナル1,2,3の形式の方が好きなので少し残念でした。
(ターミナル4では、制限エリア前に手荷物検査があるので、制限エリアへ飲み物は持ち込めません。)

手荷物検査

手荷物検査も最新の機材で便利になっていました。
一般的な空港の手荷物検査と異なるのは、

 ・大きなトレイ(持ち込みスーツケースも入るサイズ)に手荷物を載せる
 ・パソコンやタブレットをカバンから出す必要はない
 ・財布や時計もカバンに入れる
 ・人間の検査も、手を挙げて回りを機械が動いて検査されるタイプ
 ・手荷物を入れたトレイは、問題なければ自分の方へ。問題があると検査官の方へ流れていく
 ・大きなトレイは自動で回収されて戻っていく

パソコンなどをカバンから出さなくていいのは便利。
効率化されており手荷物検査の混雑も減りそうです。

制限エリア

制限エリアは、他のターミナルと同じように免税ショップなどのお店が多く入っています。

TWGやBengawan Soloといった定番のお土産屋もそろっています。そして天井が高くて開放感がある!

シンガポールで人気のCHARLES & KEITHも。
  

奥の方へいくとショップハウス風のお店も並んでいます。
分かりにくいですが、中心の店の2階は映像になっており生活の様子(?)が映されていました。

空港ラウンジ

ターミナル4にはラウンジは2つありますが、プライオリティパスで使えるラウンジはまだありません!

2018/2/19追記
プライオリティパスでBlossom Loungeが利用できるようになりました。

記事も書きました。
>>やっとチャンギ国際空港 第4ターミナルにプライオリティパス対応ラウンジ(BLOSSOM LOUNGE)ができました

Cathay Pacific Lounge

Blossom – SATS & Plaza Premium Lounge

フードコート

プライオリティパスでラウンジを使って夕食も食べようと思っていたのですが、ラウンジが使えないのでフードコートで食べることに。
※2018年2月時点では、Blossom Loungeが利用できるようになっています。

その名も「INTERNATIONAL FOODHALL」です。
名前の通り、いろんな国の料理を扱っているお店があります。

フードコートもハイテクな仕組みになっていました。

機械で各店舗のメニューを購入することができます。
(各店舗にも機械はありましたが、そちらは現金が使えないようでした)

マシーンで料理を購入すると番号が書かれたレシートが出てくるので、その番号がディスプレイに表示されるまで席で待つだけです。
番号が表示されたら、お店へ料理を取りに行きます。
  

ベトナム料理のお店でフォーを注文しました。
これで9.5 SGD(約760円)です。空港価格であることを考えると妥当でしょうか…
  

搭乗ゲート

搭乗時間に近くなったのでゲートまでいきましたが、ゲートは一列にならんでいるので遠くのゲートは見えないほど距離があります。

搭乗ゲート前にはたくさんのイスがあり、おしゃれなデザインなイスが並んでいました。

そしてイスの間などに電源がいたるところに整備されており充電しながらスマホを使えたりして便利。
USBで充電できるタイプも付いています。

飛行機へ搭乗

飛行機へ搭乗する際の搭乗券のチェックはスタッフではなく自分で機械に搭乗券をスキャンさせていくタイプもあり、いたるところで自動化が図られていました。

ターミナル4からシンガポールへ入国

シンガポールへ戻ってきた際も利用したのはターミナル4です。

ここでも、他のターミナルとの違いがありました。

ターミナル1,2,3では、シンガポールから出国する人と入国する人は同じ制限エリアを利用する事になりますが、ターミナル4は制限エリアは分かれています。
一般的な空港と同じ形式です。

ですのでシンガポールへ入国する際には、制限エリアのレストランなどは利用できません!

MRT(電車)で市内へ行くには、来た時と同じようにバスでターミナル2まで行きMRT(電車)へ乗る必要があります。

まとめ

チャンギ国際空港のターミナル4は、キレイで最新設備がそなわっている快適な空港になっていました。

しかし、他のターミナル(1,2,3)と異なる点があるので注意が必要です。

 ・他のターミナルとつながっていない(バス移動が必要)
 ・手荷物検査が入国審査の直後
 ・出発ゲートに手荷物検査場がない
 ・出国時と帰国時の制限エリアが分かれている

ターミナル4は設備は最新ですが、搭乗するまでの流れは一般的な空港の形式になっています。