海外在住者が日本へ一時帰国する時の注意点と備忘録!

海外で生活している時に、待ち遠しいのが日本への一時帰国です。

満員電車だったり、ゴミの分別が必要だったり、手続きが細かかったり、何かと気になる点もありますが、やはり生まれ育った国に戻れるというのは楽しみです。

何よりも、普段は会えない友人/家族に会え、お気に入りのお店でご飯を食べられ、日本語が通じるという幸せな期間を有意義に過ごすために注意点をまとめてみました。

日本への一時帰国準備時の注意点

1.滞在中のスケジュール/買い物リストを作る

日本に滞在できる期間は限られていますが、したい事は山ほど出てきます。
 ・買い物
 ・お気に入りのお店で食事
 ・友人/家族に会う
個人的には、マンガ喫茶に行って海外生活中に発行された新刊を読むのも楽しみの1つです。

短い一時帰国を有意義に過ごすために、事前にスケジュールを組んでいつ何をしておくか準備しておくのがお勧めです。

さらに海外で生活していると、ふと次に日本へ戻った時に買おうと思う物が浮かんできますので、それを買い物リストとしてメモしておくと買い漏れを防げます。

2.通販は一時帰国する前に注文してしまう

Amazonやメルカリなどで欲しいものを購入する場合は、配達が遅れて一時帰国中に受け取れないというリスクを無くすために、帰国する前に早めに注文してもらうと安全です。

3.航空券の購入時には航空会社の手荷物容量を確認する

日本への航空券を購入する際に注意しなければいけないのが航空会社の荷物の制限容量です。
日本では食料、服、雑貨など、何でも安く買う物もどんどん増えて、想定以上の荷物になってしまうことも。

例えば、日系のJALやANAであれば、23kg✕2で46kgも預け入れることができます。これに対してシンガポール航空は30kgだけです。

以前、シンガポール航空を利用した時に、同じスターアライアンスのANAと同じ制限容量と思っていたら、シンガポールに戻る当日に荷物制限が異なることに気づいて、泣く泣く購入した食料を実家に寄付することになりました。。

  容量制限 参照リンク
ANA 23kg ✕ 2 ANAのWebサイト
シンガポール航空 30kg シンガポール航空のWebサイト
JAL 23kg ✕ 2 JALのWebサイト

注意
1個当たりの荷物のサイズも異なりますし、行き先や利用するグレードによっても変わりますので、詳細は各航空会社の情報をご確認ください。

4.クレジットカード付属の宅配便サービスは事前予約が必要

日本で購入した品をシンガポールに持ち帰るため、大きなスーツケースを持参しますが日本国内での移動では邪魔です。

そのため、到着した日本の空港から実家へ、また実家から空港へ宅配便で送ってしまうと便利です。
このときに利用できるのが、クレジットカード付帯の宅配サービスです。

現在は、楽天プレミアムカードを持っているので、こちらの宅配サービスを利用しています。
注意点としては、
 ・クーポンの印刷が必要
 ・空港へ宅配する際は予約が必要
という店です。

>>楽天カード手荷物宅配サービス

5.忘れてはいけない日本への持ち物

・VISA(海外居住証明)
日本へ一時帰国時は免税手続きやシンガポールに戻る際のチェックインカウンターでVISA(EP, DPなど)の提示を求められる場面がありますので忘れないように持ち帰る必要があります。

・日本円/Suica,PASMO
海外では使うことがないので引出などにしまっていますが、日本に帰る時に準備でばたばたして忘れてしまうこともたまにあります。

・健康保険証/海外保険
日本での一時帰国すると思いがけず体調を崩してしまうことも。
そんな時に病院に行く際に、日本の健康保険があれば保険証を忘れずにもっていきましょう。また海外保険に一時帰国特約が付いていれば、日本でも保険適用を受けられます。

・海外発行のクレジットカード
日本では、訪日客向けに割り引きキャンペーンなどやっていますが、海外居住の日本人でも適用を受けることができるものもあり、海外発行のクレジットカードで支払うという条件もあたったりします。

参考記事>>日本一時帰国時の家電量販店での買い物はクーポンの利用がお得!

6.海外発行クレジットカードの特典チェック

上記のように海外発行のクレジットカードで支払えば特典が受けられますが、他にクレジットカード会社自身で日本旅行中の特典を提供している場合があるので、チェックしてみるとお得な情報が見つかる可能性もあります。

例えばUOBだとWebサイトから日本旅行特典が確認できます。

三井アウトレットパークでは、買い物券がもらえるキャンペーンがあったりします。
(以前はUOBのWebサイトで詳細が確認できたのですが、なぜか今は表示されません。。)

7.日本のSIMは高い

最近は日本でインターネットを利用する為に必要なSIMも安くなってきたかと思いましたが、相変わらず日本の空港でのSIMは高額でした。

羽田空港では、1週間で3,000円、4,000円のSIMが普通に売っていました。
これなら、事前にAmazonで安いデータ通信専用SIMを買って宿泊先の実家やホテルに送っておくのも手だと思います。

ちなみに、海外で買ったスマホの端末が日本のどのキャリア(Docomo, Softbank, au)が利用できるか不明なときは、BicCameraの都内の店舗なら、テストしてもらうことが可能とのこと。
そのサービスは空港のBicCameraの方が需要が高い気がしますが。。。

私はStarhubのプリペイドSIMを利用しており、日本でもローミングできますので、日本に到着した瞬間からインターネットを利用できています。

参考記事>>StarHubのプリペイドSIMならシンガポール国外でもそのままインターネットが使えて便利

8.日本へ入国時の自動ゲートでも入国スタンプは押してもらる

日本の非居住者として免税を受けるためには、お店でパスポートの入国スタンプの提示が必要です。
空港の入国審査で自動ゲート/顔認証ゲートを使って入国すると入国スタンプを押してもらえませんが、入国スタンプが欲しいと係員へ伝えると押してもらえます。

スタンプ(証印)について
 パスポートにはスタンプ(証印)されません。
 スタンプ(証印)を希望される方は,自動化ゲートの通過後,出国手続時には航空機への搭乗前,帰国(上陸審査)手続時には税関検査前までに,各審査場事務室の職員にお申し付けください。
 上記の時点以後は,パスポートへのスタンプ(証印)の申出を受け付けることはできませんので,ご注意ください。
参考:http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri01_00111.html

9.日本国内で免税を受ける際の注意点

日本非居住者は日本国内で消費税を免税で買い物をできますが、注意点として、

同じチェーン店でも対応していない店舗もあるので事前に確認する

・レジでは最初に免税で支払うと伝える
 →どういう仕組みか分かりませんが、免税で購入するレジの手続きは通常と異なるようで、後から伝えるとレジへ通す作業を全てやり直しになってしまうようです。

免税の袋は小分けにしてもらう
 →何も伝え無いと商品を透明な袋いっぱいに詰めて封がされてしまいます。こうなるとスーツケースに納めにくくなるので、袋を分けてもらうようにお願いするのがお勧めです。

パスポートの入国スタンプの位置を確認しておく
 →お店側は手続きで入国スタンプを確認する必要があります。パスポートに大量のスタンプがあると対象のスタンプを見つけるのに時間がかかりますので、先にどこにあるか確認しておいて伝えてあげると手続きがスムーズになります。

まとめ

日本への一時帰国時の注意点を自分の失敗した経験などからまとめてみました。
短い日本滞在期間は失敗しないように、有意義に過ごしたいものです。