Wise (旧称:TransferWise)を利用して日本の銀行口座へ送金

2020年に一時75円となったシンガポールドルも、2021年4月には1シンガポールドル 82円を超えました。まとまった金額の日本円への両替も考え始め、まずは少額の両替及び、併せて日本の銀行口座への送金を試してみることにしました。

シンガポールドルから日本への変換及び、日本への送金に利用したのは、Wise(以前はTransferWiseという名称でした。)です。

参考:TransferWiseの開設とデビットカードの申込み方法

Wiseで日本円への両替及び、日本へ送金手続き

Wiseを利用した両替、送金は非常に簡単にできます。

ます、Wiseのトップ画面にて「Send money」をクリック。

シンガポールの銀行内の預金から送金する場合は「An account outside Wise」を。既にWise内にあるお金を送金する場合は、送金元の通貨を選択します。

次に、送金したい金額を入力します。
この画面で「Bank Transfer Fee」と記載されているのは、Wiseへの送金の手数料になります。
銀行振込であれば、0SGD。
他に、PayNowや、デビットカード、クレジットカードでの送金もできます。
ただし、デビットカード、クレジットカードでの送金は、追加の手数料が2~3%程度かかるようです。

次に、送金先を選択します。
初回は、自分宛であれば下部の「Myself」を選び、2回目からの送金時には前回の送金先が表示されるので送金の手間が減ります。

初回の送金時には、振り込み先の銀行の口座情報の入力が必要となります。
振込先名は、日本の銀行で登録されている表記での入力が必要で、カタカナの場合が多いようです。

最後に設定内容を確認し、次画面で表示されるWiseへの振り込み先情報へ銀行口座から振り込めば完了です。
(Wise内にあるお金から送金の場合は、ここで手続き完了です。)

日本円を送金した結果

実際に送金をしてみると、日本の銀行には驚くほど早く届きました。

Wise内のお金の送金手続きをしてWiseから確認メールを受け取ったのが、4月2日 14:33

そして、日本の銀行から着金のメールが届いたのが4月2日14:39 なので、約7分で送金が完了しました。

Wiseの送金手数料は安いのか

Wiseの送金手数料は本当に安いのかも比較してみました。

WiseのWebサイトからは、他社との比較情報も表示されるので、UOBとPayPalの金額を、
また、利用者が多いDBSの銀行での為替及び手数料をまとめてみました。

Wise自身が比較用として表示している他社の金額が正しいのであれば、確かにWiseの送金手数料が安いのは間違いないようです。

(10,000SGDを日本へ送金した場合)

利用サービス 為替レート 手数料 受取金額
Wise 81.9646 円 65.78 SGD  814,254円                   
UOB 80.8297 円 40 SGD   805,064円(▲9,190円)  
PayPal 78.4984 円 81.13 SGD  778,615円(▲35,639円)
DBS 81.0504 円 0 SGD  810,504円(▲3,750円)  

 

【Wise】の画面

【DBS】の画面

まとめ

Wiseを利用してシンガポールドルを日本円へ変換して、日本の銀行へ送金をしてみました。

送金してみるとわずか7分で日本の銀行に着金しましたので、想像以上の早さでした。

外貨のまま日本の銀行へ送金すると、日本側の銀行で受け取り手数料がかかったり、送金の目的を連絡する必要があり手間や時間がかかりますが日本円で送ればそのような事も不要で便利でした。

注意

日本円で100万円以上となる送金の場合は、SWIFTという仕組みを利用するので、別途手数料がかかるようです。

参考:Guide to JPY transfers