シンガポールの普段の生活では、森林などの緑を見ることが少なく、久しぶりに緑の中を歩きたいと思いリフレッシュをかねてブキティマヒルを登ってきました。
ブキティマヒルとは
ブキティマヒルとは、シンガポールで最も標高が高い場所です。
標高が高いと言っても、ヒル(丘)というぐらいで、マウンテン(山)ではないので、それほど高くはありません。
ブキティマヒルの頂上の標高は163.63mです。マリーナベイサンズの屋上プールが高さ200mほどなようなので、マリーナベイサンズより低い丘がシンガポールで最も標高が高い地点ということになります。
ブキティマヒルがあるのは、シンガポールのほぼ中心です。
ブキティマヒルへの行き方
ブキティマヒルを登る入り口に最も近い駅は、MRT ダウンタウン線(青色)のBeauty World駅です。
なかなか、インパクトのある駅名です。。
Beauty World駅についたら、出口 Bから地上に出て、レストランが並んでいる前を真っ直ぐ歩いていき、大きな道を横切る歩道橋を渡ります。
ここまでこれば、目の前の木々の中に鉄塔が見ますので、その辺りがブキティマヒルの頂上です。
想像していた以上に、低いです。
このまま丘へ向って歩いていくと、マレー鉄道が昔通っていた高架下を通り抜けられます。
さらにどんどん真っ直ぐ歩いて行くと、山道が見えてきます。そして柵がもうけてあり
・ペット禁止
・自転車禁止
・植物の引き抜き禁止
と書かれていました。
入場できるのは「朝の7時から夜の7時まで」とのことです。ちなみに入場料は無料です。
駅からビジターセンターまでの道は↓の地図のようになっており、ほぼ真っ直ぐ歩くだけで行けます。
ブキティマヒルの登山
少し歩くとビジターセンターがあり、ここの向かいにはトイレもあります。ここを過ぎてしまうとトイレは無いので、ここで利用しておくのが良いです。
もしペットボトルなどの水分の持ってきていないようでしたら、ここの1階に自動販売機があるので、購入できます。
シンガポールで、こんなに多くの自動販売機が並んでいるのを見たのは、ここが初めてかもしれません。
そして、なんと水は数本しか売っておらず多くは100plusです。さすが、シンガポール、マレーシアの有名スポーツ飲料です。
丘といえども、結構な急な坂もあるので、水分は持って登った方が良いです!
このビジターセンターの前の看板に、ブキティマヒルのルートマップがありルートが難易度別に分けられています。
今回はRoute1のEasyなコースを体験してきました。
Route1(赤色)は、舗装された道を頂上まで登り、降りてくるという一番標準的なコースになっており、このコースで普通に登り、頂上で10分ほど休憩して降りてきたら大体50分かかりました。
Route2(青色)も、Easyなコースとなっていますが、お勧めはしません。地図でみると池のほとりまで行けると思ってしまいますが、実際は木々の間から池が小さく見えるだけです。
登り始めるとさっそく急な勾配の坂になっています。
写真だと分からないと思いますが、思っていた以上に急勾配から始まりました。
角度は急ですが、道は舗装されているので歩き安いです。
こんな感じで15分ほど坂を登っていきますと、左右への分かれ道に到着です。
ここを左に行くと、Route2となり池の近くまで、右に行くと頂上での道となっています。
この初めて訪れたときは、池がよく見えると勘違いして、左のルートを寄り道しました。
Route2を行くと行き止まりの地点があり、そして池はというと、木々の間から遠くに小さく見えるだけです。。。全くお勧めではないです。
そして、分かれた分岐まで戻り、今度は頂上側への道を歩いて行きます。
すると、また2又に道が分かれます。
ここは左がRoute1のコース、右が頂上までのショートカットになっています。
ここは左が正解です!右の階段に行くと、確かに頂上までの距離は近いのですが、この階段は1段1段が高くて、登るのは非常に大変です。(帰りはこの階段で降りてきたので、階段を登らず良かったと思いました)
そして、地上から約30分ほどかけて頂上に到着できました。
頂上は、こんな感じで、休憩場所と頂上を示した石碑があるだけです。
休憩場所から見下ろしても、景色は全く良くありません。木々で何も見えない状態です。
ここで景色が良ければ、もう少しいい場所になると思うんですけど。
動物に出会えるかと期待していましたが、頂上には普通に猿がいて餌を狙っていました。
普段からこの辺りにいるようで、他の人々は猿を全く気にしていませんでした。
頂上の猿以外にも、大きなイグアナやモモンガのような生き物を登っている最中に見かけました。
そして、下山という流れで、結局1時間程度で、森林浴は終わりです。
昼近くの時間帯に登ったので、山頂付近は涼しかったですがそれでも汗を大量にかきました。
マレー鉄道の線路
帰り道に、駅からブキティマヒルへ行く途中にあったマレー鉄道の線路も見学してみました。
線路までは階段があり、登れるようになっています。
登ってみると、ほんの少しだけ線路が残されている状態でした。
反対側も、ずっと線路があった部分が道となって残っていました。
まだマレー鉄道があれば、シンガポールからマレーシアへマレー鉄道で行ってみたかったですが、残念です。
TOTT(King Albert Park駅)は閉店済み
せっかく、ブキティマ エリアまで訪れたので、何か他に楽しめる場所は無いかとWebで検索していると、TOTTというキッチン用品の大きなお店が、ブキティマヒルの隣駅であるKing Albert Park駅前にあるとの情報があったので、行ってみました。
バスでKing Alvert Park駅まで行って、お店の場所に行ってみると、なんと既に閉店していました。。。
現在は、 Suntec Cityなどにお店をだしているようです。
残念。
まとめ
シンガポールで最も標高が高いブキティマヒルを登ってきました。
山頂まで舗装されている道もあり、気楽に約1時間の森林浴を楽しめます。
また、野生の動物にも出会えるので、気分転換に行く場所として良いかもしれません。