シンガポールで株取引!DBS VickersとCDPの口座開設方法と手順

海外居住者は、日本の証券会社の口座で株取引はできない規則になっています。取引しようと思えばインターネット経由でできてしまいますが、証券会社にばれると取引と停止されてしまいます。

私は実際にとめられてしまいました。。。
正確に言えば、日本に住んでいた時に登録した住所へ郵便物が届かない為、取引停止となっている状況です。

日本に住民票が無いので、実家へ住所変更することもできずにどうしようもありません。

日本での取引は諦めて、せっかく課税がないシンガポールに住んでいるので、シンガポール株に投資しようと現地の証券会社に口座を開設に挑戦してみました。

シンガポールの証券口座の開設方法

シンガポールの証券口座開設については、↓のようなWebサイトが参考になります。

>>How to open a brokerage account in Singapore

手続きの流れは、
 1.ローカルの銀行口座を開設
 2.CDPの口座を開設
 3.証券会社の口座を開設
という手順です。

2番でCDPという口座を開設しますが、これはCentral Depository という名称で日本の証券保管振替機構(ほふり)と同じような位置づけのようです。

日本でも株取引をしていた時には、「ほふり」という存在は全く意識していませんでしたがそのような仕組みがあるのですね。

そしてシンガポールではCDP口座を利用しないCustodian口座というのもあるようです。

それぞれの口座でメリットデメリットがあるようですが、一番の違いは購入した株式をどこに保管してもらうのかと名義が異なる点のようです。
 CDP・・・CDPが保管(個人名義で保有)
 Custodian・・・証券会社が保管(証券会社名義で保有)

参考:CDP vs Custodian Account? Which should I use and why?
   What Is SGX Central Depository (CDP) Account In Singapore?

株取引の手数料

株取引で気になるのが手数料ですが、Webサイトで見てみると最低取引手数料が10SGD(800円)程度の証券会社もありますが、ローカルの銀行系は20SGD(約1,600円)を超えており高い

日本のSBI証券であれば、国内株で50万円の取引でもわずか250円でできてしまうのに。
これは毎回、大きな金額の取引をしないと手数料負けしてしまいそうです。

証券口座の選択

いろいろ証券会社がありますのが、選んだのはDBS Vickersです。
理由として、
DBS銀行の口座を保持している
 クレジットカードの申し込みでも痛い目にあっており、手続き(英語)は苦手なので極力減らしたい。銀行口座を持っているのでWebからの申し込みで簡潔しそう。

CDP口座を開きたい
 シンガポールの国債も購入したいので、国債購入に必要なCDPアカウントも同時に開きたい。

という2点の理由から、DBS Vickersで口座開設することにしました。

DBS Vickers の証券口座開設方法

補足
上述したWebサイト情報によれば、CDPを開設してから証券口座を開設するという手順になっていますが、私は勘違いして証券会社の口座を開けばCDPも一緒に開設してくれると思い込んでいたので手順が逆になっています。

DBS Vickersの口座開設はDBS 銀行の口座は既に保有している為、WebサイトにログインしてApplyのメニューから申し込みむだけです。

リンクから申し込み画面に進み、記入フォームに従って何カ所か選択や入力をしていくだけで申し込み完了です。
(何かアップロードが必要かは忘れてしまいました。)

申し込み後、1週間ほどで自宅にDBS Vickersへログインする為の初期パスワードが郵便で届き、早速ログインしてオーダー画面に進んでみますが、下記のエラーが表示されて取引できません。

Message: There is no Global Securities Account (CDP) linked to your trading account. Please submit the CDP Linkage Form to us. If you do not have a Global Securities Account, please visit our office to open one.

どうやら証券口座とCDPのリンクが上手くいってないようです。

DBS Vickersより口座開設時に送られてきたメールを良く読むと、そもそもCDPのアカウントは別途開設しなければいけないとのこと。
DBS Vickersの申込時に「CDPアカウントは持っていない」との項目を選んだので、口座と同時にCDPアカウントも開設してくれるかと思いましたが、そんな親切では無いようです。。。

メールにCDPアカウントの申込み書へのリンクもありましたので、そちらから申込み書を印刷して必要項目を記入。
必要な銀行口座の明細を添付して郵送で送付しました。
送付用の封筒は、申込み書と一緒に印刷できるのでそれを折ってのり付けすれば簡易封筒ができてそのまま送れます。切手も不要でありがたい!

CDPアカウントの口座開設

投函して1週間程度すると、CDPの口座(Securities Account)の開設のお知らせが自宅に届きました。
しかし、まだ投資はできない状態です。

それから2日ほどたって、再度挑戦してみると投資できるようになっていました!

CDPアカウント

さらに数日後には、証券口座とCDPがリンクされたという通知とCDP口座のインターネット用パスワードが郵便で届きました。

CDPのアカウントはログインして初期化するように書かれていたので、CDPのWebページから初期パスワードでログインしてパスワードを設定。

ログインしてみるとアカウント情報が表示されます。もちろん、まだ何も口座には入っていません。

CDPのワンタイムパスワード

さらに数日後、CDPアカウント用のワンタイムパスワードが届きました。

シンガポールは、ワンタイムパスワードが多いです。。。
銀行、クレジットカードどの口座もワンタイムパスワードがついてきます。

 まとめ

DBS VickersとCDPの口座開設をしてみました。

最初はCDPの意味がわかりませんでしたが、株を保管してくれる場所と理解できれば、手続き自体は難しくありませんでした。
実際に株を購入した記事も今後買いてみたいと思います。