シンガポールでUnit Trust(投資信託)へ投資するためにCKAのe-Learningとテストに挑戦

シンガポールでUnit Trustへ投資するために、必要となるE-Learningとテストを受けましたので、その内容をまとめてみました。

シンガポールでの投資に必要なCARとCKA

シンガポールでSIP(Specified Investment Products)と呼ばれる複雑な商品へ投資する際には、

  • Customer Account Review(CAR): Listed SIPの購入に必要
  • Customer Knowledge Assessment(CKA): Unlisted SIPの購入に必要

という2つの評価をパスする必要があります。

種類 対象商品
Listed SIP
  • ETF
  • Futures
  • Options
Unlised SIP
  • FX
  • CFD
  • Unit Trusts

参考:Understanding Specified Investment Products (SIPs)

条件としては、

  • 教育(学位)
  • 業務経験
  • 投資経験(過去3年間で6回以上の投資)

のいずれかに合致している必要があります。

いずれにも当てはまらない場合は、所定のe-Lerningやテストを受けることで、対象の投資商品の購入ができるようになります。

私の場合は今までは、投資対象は株とETFだけでしたのでCARに合格していれば問題ありませんでした。

CARについては、日本に滞在していた際に投資経験がありましたのでそれを申告していました。
(日本の証券会社名で投資経験を申告しましたが、それでパスしましたので日本の証券会社でも問題ないようです。)

この度、購入したいUnit Trustがありましたので、CKAを試してみることに。

CKAのE-Learning

CKAのE-Learningは、The Association of Bank in Singaporeという団体により実施されており、無料で受講することができます。

E-Learning用のWebサイトにアクセスすると新規ユーザーを作成できますので、手順にしたがってまずユーザーを登録します。

ユーザー登録には、email、氏名、パスポートの下4桁等のみで、登録情報は少ないので簡単に登録できます。

ユーザー登録後、登録したメールアドレスにワンタイムパスワードが届きますので、それを入力すれば完了です。

ログインすると、E-Learningで受講できる項目の一覧がならんでいます。

今回は、Unit Trustsへの投資がしたいので、そのコースを受講するために、当該メニューで「LAUNCH COURSE」をクリックします。

e-Learningの内容は、スライドで投資内容やリスク、コストの説明が48枚のスライドで構成されており、その内32スライドが学習、1スライドがテストの説明、15スライドがテストとなっていました。

テストは、筆記形式は無く、選択式のみですので安心です。

私はUnit Trustへ投資したいだけなのですが、Unit TrustのE-Learningは保険商品のILPと併せての受講となっておりILPについては全く知識が無かったので時間がかかりました。
私の場合は、e-Learning部分で35分(Webブラウザの翻訳の力も借りて。)、テストパートで10分程度の計45分程度で終わらせることができました。

Unit Trustのパートだけであれば、日本で投資信託を購入していたような人であれば、ほぼ把握しているような内容でした。
唯一、シンガポールのUnit Trustは購入後7日間は購入キャンセルが可能というのは勉強になりました。

テストも合格ラインのスコアは不明ですが、15問中13問の正解で無事合格。

ちなみに不合格場合は、何回も挑戦できるようです。

合格すると、合格証明書がダウンロードできるようになるので、その証明を証券会社へ提出すればUnit Trustへの投資が許可されるはずです。

まとめ

シンガポールでUnit Trustへ投資するために、CKAのE-Learning及びテストを受けてみました。

久しぶりの勉強とテストでしたが無事合格できました。
CKAの更新は1年毎に必要なので、おそらく来年もテストを受ける必要がありそうです。