シンガポールでは、MRT(電車)やバスに、クレジットカード(VASA, Master Card)で乗車できるようになるSimplyGoというサービスが始まりました。
今年(2019年)の4月にMaster Cardからサービスが始まり、6月にはVISAも利用できるようになっています。
クレジットカードでの乗車方法
クレジットカードでの乗車方法は、簡単で通常の乗車券やEZ-Link Cardと同様に改札機にタッチするだけです。
ただし、クレジットカードには、マークが付いているVISA, MASTER CARDのクレジットカードが必要です。
SimplyGoのWebサイトでは、クレジットカードの登録方法が記載されていますが、これはアプリで乗車記録を見たい時に利用するだけで、クレジットカードで乗車するだけでしたら登録も必要ありません。
なお、スマホでの支払にも対応しています。私はGoogle Payを利用しており、毎日スマホを改札にタッチするだけで電車を利用しています。
SimplyGoの利用料金
クレジットカードで支払った場合でも、追加手数料等は取られませんので、気軽にクレジットカードを利用できます。
ただ、QAのページには、海外発行のクレジットカードでは、請求の都度0.5 SGD(約40円)の手数料が掛かると記載されていますので注意が必要です。
請求の都度、手数料が課金されるのならば、請求がよりまとめてされる(※下の方で詳細を記載しています)Master Cardの方がお得に思います。
それでも、シンガポールの電車/バスの料金は、日本よりも安いので手数料分が増えても、日本の料金感覚でいればまだ安いと思います。
日本のバスに慣れていると降車時にタッチし忘れてしまいますが、タッチし忘れても、乗車した駅から終点までの料金が請求されるだけですので心配ありません(体験談)。
利用料金の請求
利用した料金は、利用の都度クレジットカードへ課金されるのでは無く、下記のルールでまとめてチャージされます。
Master Card:5日分か合計金額が15SGD (約1,200円)に達した場合
VISA:1日毎
私の場合は、VISAを利用していますので1日分がまとめて1つの利用料金としてクレジットカードの明細上に表示されます。
電車は、ほぼ毎日利用しているので、Credit Cardの利用明細上に毎日表示されるのは、明細を見にくいという問題もあります。。。
TransitLink SimplyGo アプリ
このSimplyGoというサービスでは、アカウントを作成してクレジットカードと紐付けることができ、Webサイトやスマホアプリから情報を見ることができます。
このアカウントを作成しておくと、アプリなどで交通機関の利用記録が見られるようになりますので便利です。
その他にも、駅間の料金や、始発/最終電車の時間等の情報を見ることができるので、インストールしておくと便利なアプリです。
日本発行のカードでも利用可能
日本で発行されたカードでも乗車できるか試してみました。
手元にある日本発行のクレジットカードには残念ながら、Pay Waveなどの非接触型の決済に対応したものがありませんでした。
1枚だけ、住信SBIネット銀行のデビットカードがPay Waveに対応でしたので、このカードで試してみました。
(住信SBIネット銀行のサイトより画像借りました)
結果としては、バス、MRTそれぞれで問題無く乗車できました。
銀行の出金明細には、下記のように日本円で請求されていました。
まとめ
シンガポールでは、クレジットカード(VISA、Master Card)で、電車(MRT)/バスに乗れるようになり、交通機関がさらに便利に利用できるようになりました。
シンガポールは、どんどんキャッシュレス化に向っているようです。